受験生にとって追い込みの時期。調子を上げすぎて睡眠不足や、風邪を引きやすくなるのもこの時期です。体の状態を早めに察知して休養を。風邪対策には、睡眠と栄養バランスのとれた食事が大切になります。免疫力や抵抗力を高めるビタミンAやC、たんぱく質などを多く含む食品を朝・昼・夕食にとりましょう。1日の生活リズムを夜型から朝型に切り替えることも忘れずに。就寝時間を早めてしっかり睡眠をとるようにすると、朝食がおいしく食べられます。
チーズ焼きは、熱いうちに食べれば心も体も温まり、リラックスできます。シーフードのたんぱく質、じゃがいも、ブロッコリーのビタミンC、牛乳、チーズのカルシウムなど、栄養が豊富で風邪予防にも適した一品です。
脂身の少ない部位を選べば、たんぱく質をしっかりとることができます。フライパンに油を熱してすぐにしょうがを加えると、香りが油に移り、牛肉や野菜に均等にしょうがの香りが行き渡ります。野菜は炒めすぎるとビタミンCの損失を促すため、炒めすぎないことがポイントです。
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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