鶏肉は新鮮なものほどおいしく、鮮度がおいしさの決め手になります。牛や豚肉に比べて傷みやすいので、購入後はなるべく早いうちに調理しましょう。今回使ったもも肉は運動するときに使う筋肉なので、他の部位と比べると、ジューシーでうま味がたくさん詰まっています。
鮭の身や卵に含まれる紅色は、アスタキサンチンという色素で、強い抗酸化作用があり、老化やがんなどの予防に期待できます。また、青魚に多いDHAやEPAも豊富に含んでいますので、動脈硬化などの予防にも期待できます。
食卓におなじみのから揚げですが、しょうが、にんにく、長ねぎなどの香味野菜を使って香味付けをすれば塩を少量に抑えることもできますので、塩分が気になる方にもおすすめのレシピです。 鶏肉の代わりに魚(さわら、たい、鮭、さばなど)でもおいしくいただけます。
ホイル焼きは、鮭の身から脂(脂肪)までおいしくいただける調理方法です。動脈硬化や高脂血症予防が期待できる不飽和脂肪酸(DHAやEPA)などもしっかりとることができます。いただく前にすだちをかけると、さっぱりとした香りが広がります。 付け合わせの野菜は、カリフラワー、にんじん、生しいたけ、かぶ、ピーマンなどを使ってもよいでしょう。
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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