朝夕の寒さが身に染みる頃になると、温かい食事が欲しくなります。今回は具だくさんのうどん料理を紹介します。ボリュームがあっても低エネルギーなので、ダイエット中の人にはぴったり。切り干し大根や小松菜にはカルシウムが多いため、骨粗鬆症予防にも役立ちます。野菜もたっぷり入っていて、満足感が得られる主食兼主菜の料理です。 さらに、さつまいものミルク煮を添えてカルシウム量をアップ。この1食で1日に必要なカルシウム量の1/2をとることができます。
切り干し大根はなるべく新しいものを選びましょう。野菜の切り方はなるべく太さや長さなどを均一にすると、食べやすくなります。みそを入れてからは、煮立たせないようにしましょう。
さつま芋は皮をつけたまま調理すると彩りもよく、食物繊維も多くとれます。牛乳を入れて煮立ったら、中火~弱火にしてさらに煮ます(火が強いとさつま芋が硬くなり、焦げやすくなります)。
しらす干しは新しいものを使います。大根はおろしてから軽く絞ります。絞る加減は、裏ごし器または、ざるにあけて自然に水気を切った状態を目安にしてください。
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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