12月~2月(冬)
葉が厚めで緑が濃く、葉先がピンとはったもの。茎にハリがあり、みずみずしいもの。黄色く変色しているものは避けます。
湿らした新聞紙などに包むか、全体を霧吹きでぬらしてビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。葉先が黄色くなりやすいので2~3日で使い切りましょう。
小松菜は江戸時代に東京の小松川(江戸川区)で栽培されるようになり、主に関東で栽培されている冬の青菜です。カルシウムの含有量は100g中170mgとほうれん草の約3.5倍、さらにビタミンA260㎍、ビタミンC39mg、鉄分2.8mg、食物繊維1.9gを含む、栄養価の高い野菜です。骨粗鬆症、がん予防、風邪予防、貧血などに効果があります。 あくが少ないため、あえ物、炒め物、煮物、鍋、汁物などいろいろな調理法に向きます。
小松菜はあくが少ないため、下茹でせずにそのまま調理できます。
今回は毎日食べても飽きないと言われる常夜鍋にしました。豚肉のかわりに鶏肉、牛肉、魚介類にしてもおいしくいただけます。
例えば...こんな組み合わせはいかが?
小松菜ににんじんを加えたビタミンAの多い煮物です。
油で炒めてから煮ることでビタミンAの吸収が良くなります。生揚げ(厚揚げ)の他に油揚げ、しらす干し、桜えびなどもおすすめです。
例えば...こんな組み合わせはいかが?
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
宗像先生のホームページはこちらから。