6月~9月(夏から秋)
皮にツヤがあって硬く、重みのあるもの。ヘタは枯れて乾き、くぼんでいると完熟しています。切ってあるものは種がしっかりと詰まっていて、果肉の色が鮮やかなものを選びましょう。
涼しい場所、キッチンの片隅なら2~3か月。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」と言われているのは、長期間保存ができるから。切ったものは種とわたを除き、ラップに包んで冷蔵庫へ。
かぼちゃは主に西洋かぼちゃと日本かぼちゃに分類され、一般的には西洋かぼちゃが使われています。粘膜を強化するβカロテンやビタミンC、E、食物繊維を多く含み、かぼちゃに含まれるビタミンは加熱しても壊れにくいのが特徴です。ビタミンCとEは抗酸化作用があり、がん予防の効果があります。また、ビタミンEは血液の循環をよくして身体を温めるので、冷え症の緩和に効果があります。
β-カロテン、ビタミンCの多いかぼちゃをビタミンB1の多い豚肉で巻いたフライです。疲労回復に効果のあるビタミンたっぷりの主菜です。
例えば...こんな組み合わせはいかが?
一般的な和風のかぼちゃの煮物は砂糖としょうゆで煮ますが、牛乳とバターで煮たコクのある洋風味の煮物にしました。
例えば...こんな組み合わせはいかが?
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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