3月~5月(春キャベツ)
外側の葉は厚みがあり、緑が鮮やかなものを選びましょう。 一年を通して食べられるキャベツですが、3~5月に採れる春キャベツは、葉の巻きが緩く軽いものを、それ以外の時期は葉がしっかりと巻かれ、つや、重量感があるものがよいです。
丸いものはビニール袋に入れて冷蔵庫に。カットしたものは切り口が空気に触れないように、しっかりラップをかけて冷蔵庫で保存します。 ※キャベツを漬けたザワークラフトは、ドイツをはじめヨーロッパで食べられている保存食です。
キャベツは、淡色野菜の中でビタミンが豊富な野菜です。 葉が緑色の部分にはカロテン、芯部分にはビタミンCが多く含まれています。せん切りなどひと手間かければ食物繊維もしっかり摂れる食材です。また、キャベツに含まれるビタミンUには、傷ついた粘膜を修復する作用があり、胃潰瘍や胃炎を予防する作用があります。
キャベツはサラダ、和えもの、炒め物、煮物などいろいろな料理に使える万能食材です。
今回はキャベツとひき肉をミルフィーユ仕立てに重ね、トマトスープで煮ました。
彩り鮮やかな一品なのでパーティーにも。
例えば...こんな組み合わせはいかが?
茹で野菜は、せん切りや生食よりたくさんの野菜を摂ることができるため、野菜不足の方におすすめです。
ハムの代わりにツナ缶や蒸し鶏などを加えると、主菜副菜兼用の一品に。
例えば...こんな組み合わせはいかが?
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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