困ったときの 健康サポートレシピ
第8回 かぜでのどが痛いとき

のどの痛みが強いときは、喉頭炎や扁桃腺炎を起こさないように早いうちから休養を十分とり、うがいをして、身体を温めて対処します。のどが痛いと食事がとりにくいものですが、栄養価が高いものを、のどごしがよい調理方法でとりましょう。おすすめは、なめらかで口当たりのよい茶碗蒸しや卵豆腐、ポタージュ、ミルクセーキ(第7回にてご紹介)、プリン、アイスクリームなどです。わさび、辛子、カレー粉、こしょうなどの香辛料は刺激が強いので避けましょう。

茶巾豆腐のあんかけ

茶巾豆腐のあんかけ
  • 栄養素(1人分)
  • エネルギー
    116kcal
  • たんぱく質
    9.6g
  • 脂質
    4.5g
  • 塩分
    1.2g

豆腐とはんぺんを使った、口あたりのやさしい料理です。蒸し過ぎると硬く、食感も悪くなるので注意しましょう。あんをかけることでより食べやすくなります。

材料(2人分)

  • 豆腐(木綿)
    200g(2/3丁)
  • はんぺん
    50g(1/2枚)
  • 片栗粉
    3g(小さじ1)
  • 10g(小さじ2)
  • 1.0g(小さじ1/6)
  • みりん
    3g(小さじ1/2)
  • にんじん
    20g
  • さやいんげん
    20g
    • 【A】
      だし 60g(大さじ4) しょうゆ 4g(小さじ2/3) みりん 3g(小さじ1/2) 片栗粉 1g(小さじ1/3)

作り方

  1. すり鉢にはんぺんを入れてなめらかになるまですり、豆腐、酒、片栗粉、塩、みりんを入れて、さらにすり混ぜます。
  2. 幅22~30cmの食品用ラップフィルムを15cmほどの長さに切り、4枚用意します。湯のみに広げ、①を等分に入れてラップの端を寄せて茶巾型にし、輪ゴムやビニールタイで止めます。
  3. 蒸気のあがった蒸し器に②を入れて中火で10分蒸します。
  4. にんじんは薄く切り、型で抜くか、せん切りにしてやわらかく茹でます。さやいんげんは筋をとり、茹でて斜めに切ります。
  5. 【A】のだし、しょうゆ、みりんを合わせて煮立て、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
  6. ③のラップをはずして器に盛り、④を彩りよく飾り、⑤をかけます。
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ミルクみそおじや

ミルクみそおじや
  • 栄養素(1人分)
  • エネルギー
    348kcal
  • たんぱく質
    14.7g
  • 脂質
    7.3g
  • 塩分
    1.4g

主食は食べやすいように水分を多くしましょう。ごはんは全粥やおじやに、パンは牛乳を加えてパン粥に、めんはそうめんを柔らかく茹でます。今回は、ごはんにだしと牛乳を加え、ひき肉と野菜を入れて煮た、彩りよく栄養たっぷりの主食です。

材料(2人分)

  • ごはん
    240g(お茶碗軽く2杯)
  • だし
    300g(1と1/2カップ)
  • 牛乳
    200g(1カップ)
  • 鶏ひき肉
    60g
  • にんじん
    30g
  • ほうれん草
    40g
  • みそ
    18g(大さじ1)

作り方

  1. にんじんは粗みじん切りにします。
  2. ほうれん草は茹でて細かく切ります。
  3. 鍋にごはん、①、だしを入れて火にかけ、煮立ったら弱火にし、だしが少なくなるまで煮ます。
  4. ③に鶏ひき肉をほぐしながら加え、牛乳を入れ、みそを加えて汁気が少なくなるまで煮て、②を加えてさっくり混ぜます。
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宗像 伸子(むなかたのぶこ)

宗像 伸子(むなかたのぶこ)

ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
宗像先生のホームページはこちらから。

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