猛暑続きで体調に変化をきたした人も多いと思います。冷房の影響で体が屋外との温度差に対応しにくくなると、疲れやだるさを感じやすくなります。この積み重ねが食欲不振につながり、疲れの原因に。特にそうめんや冷麦のような糖質源ばかり摂っていると、ビタミンB群が欠乏して疲労感がとれないことも…。毎日、三食とも栄養のバランスがとれているかをチェックしましょう。特に、ビタミンB1の多い、豚肉、ロースハム、そば、玄米、大豆などをしっかり摂りましょう。
ビタミンB1の多い豚肉がポイント。彩り豊かな旬の野菜をたっぷり使い、主食、主菜、副菜を兼ねたひと皿です。カレーの風味が食欲をアップさせ、バランスのよい栄養を十分に摂ることができます。
夏から秋に旬を迎えるいさき。たっぷりまぶしたおろし生姜の香りを効かせ、食欲増進を図っています。不足しがちな野菜を一緒に盛り付ければ、必要な栄養をしっかりとることができて、おすすめです。
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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