ストレスの要因には精神的・身体的な疲労や睡眠不足、悩みなどいろいろあります。ストレスを受けると、人間の体はそれを防御するために自律神経系やホルモンによってコントロールされます。しかしその状態が長く続くと、コントロールが難しくなり体に不調をきたすことも・・・。ストレスの要因を除くとともに、食事ではストレスを緩和する栄養素を意識してとりましょう。ビタミンB群やカルシウム、マグネシウムには、神経の興奮を鎮め精神を安定させる作用があります。ストレスで消耗されやすいたんぱく質やビタミンCなども補いましょう!
豚肉にはたんぱく質やビタミンB1が多く含まれています。B1は疲労回復のビタミンともいわれています。主食(ご飯、パン、麺など)に多く含まれる炭水化物は、エネルギーに変わるときにB1が必要になります。ビタミンCの多いじゃがいもと組み合わせた、食が進むメニューです。
旬のかつおを洋風に仕上げた主菜、副菜を兼ねた料理。主菜と一緒に野菜がたっぷりとれるのもうれしいですね。にんにくを使うことでビタミンB1の吸収をよくします。キャベツやピーマンは、ビタミンCが多く栄養価の高い一皿です。
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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