マグネシウムは、からだの色々な細胞の働きに必須のミネラルで、カルシウムと共に骨の健康にも関わっている成分です。そのほかにも、エネルギーをつくるのを助ける、筋肉の動きを調節する、神経の興奮を鎮めるなどの働きがあります。
マグネシウムが多く含まれる食品は、アーモンドをはじめとする種実類、魚介類、海草類、豆類など。また、穀物では精製する前の方が多く含まれています。
マグネシウムは、長期にわたって不足すると、骨や歯の形成障害や心臓血管の障害、神経過敏症を招きますので、主食や野菜はしっかりとるようにしましょう。
1日の摂取推奨量
● マグネシウム
成人男性: 310~370mg 成人女性:270~290mg
噛みごたえのある玄米ごはんに栄養豊富な納豆を加えた、肥満予防にもぴったりな主食。
根菜がたくさん入った、食物繊維がたっぷりとれる料理です。
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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