腸内環境をよくすることは、健康な生活と老化防止に効果があります。私たちの大腸には、善玉菌と悪玉菌が共存しています。 しかし、排気ガスやたばこの煙、ストレスなどの影響により腸内の悪玉菌が増え、腸内環境が悪化すると老化を早め、肌荒れ、免疫力を下げるだけでなく、動脈硬化やがんが引き起こされやすくなります。
そこで今回は乳酸菌の多いヨーグルトと漬物を使い、善玉菌を増やして腸内環境を整える料理を紹介します。
牛乳を発酵させて作るヨーグルトは、美肌に欠かせないたんぱく質やカルシウムを多く含み、牛乳が飲めない人にもおすすめです。なお乳酸菌は50℃で菌の効力を失うので、加熱調理には向きません。冷やしてとりましょう。
韓国の漬物で有名なキムチは、乳酸菌が多く、整腸作用があり、肌にダメージを与える便秘を解消します。キムチには白菜の他にも野菜がたっぷり入っているので、野菜不足気味の人や、肥満予防におすすめしたい一品です。
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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