健やかで美しい肌を保つためには、からだが健康であることが大前提です。からだをつくるたんぱく質が不足すると、肌は乾燥してうるおいをなくします。まず、必要量のたんぱく質を毎日とり、加えて、肌荒れを防ぐビタミンA、B群、Cの多い食品をとります。たんぱく質とビタミンCを一緒にとると、コラーゲンの生成が促されます。今回はたんぱく質が豊富な肉といか、それにビタミンAやCの多い野菜を合わせたメニューをご紹介します。
にがうりはゴーヤの名で親しまれ、沖縄では夏バテ解消の野菜として食べられています。ビタミンCの含有量は、野菜の中でもトップクラス。苦みが気になる人は、種とわたをしっかり取り、熱湯をかけましょう。しょうがや唐辛子を使っているので、食欲のないときでも食べやすい料理です。
ピーマンに含まれるビタミンCの量は、野菜の中でもトップクラス。さらに、調理中のビタミンCの酸化を防ぎ、吸収を助けるビタミンPを含んでいます。
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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