栄養バランスの偏った食事をしていると、腸内には善玉菌よりも悪玉菌が増えてしまいます。善玉菌の増殖を助ける栄養素として、野菜や海藻、豆類、未精白の穀類などに含まれる食物繊維があります。
今回のメニューは、海藻、野菜、いもなどいろいろな食材から1日に必要な食物繊維の半分以上をとることができます。また、乳酸菌の多いヨーグルトも腸内環境を整えるため、おすすめの食品です。
ひじきは常備できる食材で、食物繊維が豊富なうえ、ごはんとの相性もぴったり。さらに彩りの良いエビの赤、グリンピースの緑がおいしさを引き立てます。エビの代わりに紅鮭、いか、かに、あさりなどの魚介もおすすめです。
旬の菜の花は、食物繊維やビタミンCを多く含む栄養価の高い食品です。酒蒸しして細かくさいた鶏肉と和え、アクセントに赤ピーマンを加えた彩り豊かなサラダです。鶏肉の代わりにロースハム、ツナ缶でも。
エネルギー 45kcal
材料(2人分)
じゃがいも80g
キャベツ80g
ミニトマト30g
スープの素1g(小さじ1/3)
水300g(1 1/2カップ)
塩1g(小さじ1/6)
こしょう少々
エネルギー 96kcal
材料(2人分)
ゆで白いんげん豆80g
砂糖20g
水
エネルギー 97kcal
材料(2人分)
プレーン
ヨーグルト200g(1カップ)
砂糖6g(小さじ2)
オレンジ120g
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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