貧血は、日頃の食生活と深い関係があります。一食一食、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。特に朝食は、パンとコーヒー、ごはんとみそ汁、つけものなど簡単なものだけではなく、卵、豆・豆製品、チーズ、ハムなどのタンパク質が多い食品をとるように工夫しましょう。
貧血症状の改善には、レバー、ひじき、あさりの水煮、がんもどき、切り干し大根などの鉄分を多く含む食材と、オレンジ、ブロッコリー、キウイフルーツ、パパイア、カリフラワーなど鉄の吸収を助けるビタミンCを一緒にとることがポイントです。
豚や牛のレバーは臭みが強く敬遠されがちですが、鶏レバーは食べやすいのでオススメです。香味野菜を加えれば、どなたでも食べやすい一品に。豚や牛のレバーを使う場合は、流水でしっかり血抜きをしてから、香辛料や香味野菜を利用するとおいしく食べられます。
鉄分、ビタミンCを多く含む食材を使った彩りのよい副菜です。しょうゆの分量が多いと彩りを損ねてしまうので、かつお節と昆布でしっかりとっただしを効かせました。がんもどきの代わりに焼き豆腐、生揚げ、ゆばでも。また、ほうれん草は小松菜、青梗菜、ブロッコリーにアレンジするのもオススメです。
エネルギー 16kcal
材料(2人分)
なす120g(小2本)
しょうゆ6g(小さじ1)
だし10ml(小さじ2)
しょうが(おろし)少々
エネルギー 3kcal
材料(2人分)
わかめ20g
きゅうり1/5本
スープの素1g(小さじ1/3)
水200ml(1カップ)
塩0.8g
エネルギー 252kcal
材料(1人分)
ごはん150g
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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