第9回の食材は牛乳
学校の給食でもおなじみの「牛乳」。たんはく質源として大変優れ、また、日本人に不足しがちなカルシウムを多く含んでいることは、みなさんもよくご存じのことでしょう。 そのまま飲むのはもちろんですが、料理にも幅広く利用することができます。 牛乳が苦手なお子さまには、調理に加えることで知らない間においしく食べられるように工夫してあげてくださいね。
ぎゅうにゅうは、うしさんからもらったのみものなんだね〜。ボクみたいにまっしろ! あまくておいしい〜。
カレー豆腐
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栄養素(1人分)
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カロリー261kcal
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たんぱく質15.4g
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塩分1.0g
カレー味で牛乳の臭みが消えるので、牛乳が嫌いなお子さまでもおいしく食べられます。ひき肉の代わりに小さく切った白身魚や鶏肉を入れてもよいでしょう。 また、彩りに小さく切ったトマトや、固く茹でた卵を粗みじんにして散らせば、栄養がUPして華やかなご馳走になります♪
材料(2人分)
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木綿豆腐150g(1/2丁)
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A【合びき肉:60g 玉ねぎ:60g ミックスベジタブル:60g 牛乳:1カップ 油:小さじ1と1/2 小麦粉:小さじ2】
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カレー粉小さじ1/2
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塩小さじ1/4
作り方
- 木綿豆腐は角切りにします。
- 玉ねぎはみじん切りにします。
- ミックスベジタブルはぬるま湯でもどします。
- フライパンに油を熱し、②を炒めます。玉ねぎが透き通ってきたら、ひき肉を加えて、ほぐすようにして炒めます。肉の色が変わったら小麦粉、カレー粉を振り入れて炒め、牛乳を注ぎ、手早く混ぜます。煮立ったら火を弱めて2~3分煮ます。
- ④に塩、③、①を加え、木杓子で混ぜながら3~4分煮ます。
ココアゼリー
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栄養素(1人分)
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カロリー118kcal
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たんぱく質5.4g
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塩分0.1g
ココアの香りが牛乳のくせを除いてくれるので、食べやすくなります。裏ごししたイチゴや小さく切ったミカン、バナナを入れてアレンジを加えてもGOOD! ただし、キウイやパイナップルなどは、たんぱく質分解酵素が含まれているので、牛乳と合わせると苦味が出たり、ゼラチンが固まらなかったりすることがあるので注意しましょう。
材料(2人分)
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牛乳1カップ
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ココア小さじ2
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ゼラチン小さじ1と1/3
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水小さじ3
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砂糖大さじ2強
作り方
- ゼラチンは分量の水に振り入れて混ぜます。
- 鍋に牛乳を温め、①を入れて煮溶かし、完全に溶けたら砂糖、ココアを加えて混ぜ、溶かします。
- ②をボウルにこし入れ、氷水にあてて粗熱をとります。濃度がついたら水でぬらした型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
- 型から出して器に盛ります。
宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
宗像先生のホームページはこちらから。