薄毛は食生活、血行不良、ストレスといった様々な要因によって引き起こされます。どれか一つだけを気をつけるのではなく、生活習慣を見直して、体を健康に保つことが薄毛予防につながります。

男性の薄毛と女性の薄毛の違い

男性の薄毛は、遺伝や加齢によるものがほとんどで、前頭部や頭頂部、生え際など部分的に薄くなることが多いです。対して女性の薄毛は、加齢によるコシやハリの低下に加え、全体的に薄くなるのが特徴です。また、女性ホルモンの影響が強く、産後に髪が抜けやすくなります。

髪にとって大切な栄養素

髪に必要な栄養素は、たんぱく質と亜鉛、鉄などです。髪の約8割がたんぱく質(ケラチン)でできており、このケラチンを生成するのに必要なのが亜鉛です。そして、鉄には髪の生育に必要な栄養素を運ぶ働きがあり、これらは美しい髪をつくるために欠かせません。亜鉛と鉄は、植物性よりも動物性のものを選ぶと効率的に体内にとり入れられます。
この3つの栄養素がバランスよく含まれている食材の一つが豚肉です。加工食品に多く含まれる食品添加物は、亜鉛の吸収を妨げることがあるため、しゃぶしゃぶのようにそのまま食べるメニューがおすすめです。その他にもマグロ等の赤身の魚や肉類をとり、バランスのよい食事を心がけましょう。インスタント食品やアルコールの摂りすぎは、髪を弱らせるといわれているので注意してください。

頭皮の柔らかさがポイント

薄毛の方は、頭皮の表面が硬くなっている場合が多いです。頭皮が硬くなる原因の一つは、血行不良。デスクワークや家事など、ずっと同じ姿勢でいると頭・首・肩の筋肉がこわばり、血流が悪くなります。また、過度な喫煙や飲酒も血行不良につながるので注意しましょう。その他、紫外線による日焼けも乾燥で頭皮を硬くしてしまいます。髪があることで直接的なダメージは受けにくいですが、全てをカバーすることはできないので、帽子や日傘、毛髪用の日焼け止めスプレーを使用するなどの対策をしましょう。
まずは、ご自身の頭皮の硬さをチェックし(図1)、硬くなっていると感じたときは、首や肩、肩甲骨をほぐしましょう(図2)。血行がよくなると頭皮が柔らかくなり、髪に必要な栄養素が届きやすくなります。

図1 頭皮の硬さチェック
図1 頭皮の硬さチェック

両手を広げて頭皮をつかみ、
円を描くように動かします。
頭皮が指と一緒に動く場合は◎

図2 首と肩周りほぐし(月刊みすみ2018年9月号流用)

原因はストレスの
可能性も・・・

ストレスを受けると自律神経のバランスが乱れ、血流が悪くなり、髪の生育を妨げることがあります。ストレスの受け方や耐性は、個人差があります。自分がストレスにどれだけ耐えられるかを知り、乗り越え方をつかみましょう。
心身のリフレッシュが美しい髪を保つことにつながります。