ROUNDTABLE 中途社員 座談会
それぞれの道を経て、"つくる側"へ。前職の経験を糧に、新しいフィールドに踏み出した3人の本音。
中途社員座談会 — グループで話し合う社員たち

トークメンバー

O.S(製品研究)S.E(広報)S.Y(購買)
TALK01

転職のきっかけ

前職のジレンマから、自分のやりたいことが見えてきたんです

O.S

前職では、調剤薬局の薬剤師として働いていました。ある時期に薬の流通状態がとても悪くなり、そこで大きなジレンマを感じるようになりました。必要なお薬なのに、棚に一錠もありません。患者さんに「ごめんなさい、薬がありません」とお伝えして待っていただいたり、近隣の薬局に協力を依頼したり、いろいろなメーカーから取り寄せたり。どうにかやりくりしていた時期です。

S.Y

当たり前に薬が買えないことが増えていた時期ですよね。

O.S

本当に苦労しました。その経験を重ねる中で、だんだんと「薬をつくる側に行きたい」という気持ちを持ち始めました。

S.Y

私は化粧品業界で20年ほどの経験があり、前職では購買・品質管理の部門にいました。挑戦的な社風をもつ企業で、新しい商材へのチャレンジが求められていました。私は安全性を考慮したり慎重論を唱えたりする立場でした。チャレンジングな社風そのものは刺激的でしたが、より安全を重視する環境のほうが自分に合っているように思い、経験がある化粧品はもちろんのこと自身としては経験がない医薬品に関わるメーカーへの転職を検討するようになりました。

S.E

私はもともと、建築設計の会社で設計職をしていました。そこで資料作成やデザイン、データ整理といった仕事にやりがいを感じるようになり、プロモーションを行う部署に異動。その後転職し、公的プロジェクトの公式アカウント運用や、スポーツチームの広報といった、SNS中心の広報業務が専門になっていきました。

O.S

建築から広報へと、キャリアを移していったのですね。

S.E

フリーランスとして活動していた時期もあります。それぞれの立場でやりがいともどかしさがあり、「組織の中で広報の仕事をする」が自分に向いているのだな、と感じるようになっていきました。

TALK02

全薬グループを選んだ理由

自分の経験を、信頼できる企業で活かせる安心感

O.S

薬剤師として全薬グループのことを知っていたのに加え、研究開発センターで面接を受けた際の印象が入社の決め手でした。できたばかりの建物に最新の設備がそろっていて、非常に魅力的に感じました。先進的な環境で薬を作る仕事ができそうだ、と思ったことを、強く覚えています。

S.Y

私はお二人のような若手ではなく、40代半ばでの転職だったので、思い切った判断でした。この年代になってくると、まず「まったく新しい、未経験の環境」への転職はあまり現実的ではありません。

O.S

豊富なキャリアを積んでいると、前職の経験を活かせる転職先のほうが良いですよね。

S.Y

これまでの経験をどのように活かすかは、正直とても考えました。その中で、「これまでの知識や経験を活かしつつ、新しいフィールドにもチャレンジできる」という条件を両立していたのが全薬グループでした。社会のために、品質に真剣に向き合う組織への印象も良く、転職を決めました。

S.E

私の場合は、まったくの畑違いからの転職でした。ただ、広報部門の求人要項が「自分のことが書いてある」と感じるほど、経験や志向と重なっていて(笑)。
働きやすそうというだけでなく、「ここなら自分の強みを活かして、きちんと貢献できそうだ」と思えたことが大きかったです。
企業としての信頼感もあり、自然と「全薬グループの広報しかないな」と考えるようになりました。

S.Y

分かります。信頼できる企業の安心感がありますよね。

TALK03

今、どんな仕事をしている?

意外なくらい個人の裁量が大きくて、いろいろ挑戦させてもらえる空気がありますよね。

O.S

私は、開発段階の製品に品質上の問題がないかを確認する「品質試験」が主な仕事です。たとえば製品の色が時間の経過とともに変化していないかを確認したり、液体クロマトグラフィーという分析機器を使って有効成分の量を測定したりします。公的な承認申請にも関わるデータなので、手順を厳密に守って、信頼性の高いデータを出すことが求められます。また、栃木県にある工場の品質試験担当者が同じ試験を再現できるよう、試験の手順書を作成して技術を移転する仕事も担っています。

S.Y

未経験の業界でそこまでの業務を担うのは、最初は大変ではなかったですか?

O.S

入社当初は試験の補助や文書作成が中心でしたが、データを見るうちに興味が湧いてきて、「この試験もやらせてもらえませんか」と上司に相談したら機会を増やしてもらえて。今はいろいろな試験にも入れてもらっています。

S.Y

私が担当している「購買」は、O.Sさんたちが作り上げてくれた薬をお客さまに届けるために、原料や容器・包材など、医薬品や化粧品を商品として処方するうえで必要になる物すべてを、製品の販売が終了するまで購入し続ける仕事です。原料の販売が終わったり、材料が急な値上がりをしたりした際でも安定的に生産ができるよう、代わりの調達先を確保したり、事前に仕入先様とコミュニケーションを取ったりして、先手を打ち続ける必要があります。

S.E

それが買えなくなると、製造がストップして困ってしまいますからね。

S.Y

そうなんです。さらに社内でも、あらゆる部署と連携して期日や品質を調整することになります。購買は「誰かにお願いしてやってもらう」ことで成り立つ仕事です。

S.E

私は主に、コーポレート領域のSNS企画・運用管理を担当しています。数値の振り返りや配信設計等の運用を担っています。
流行を取り入れたカジュアルな投稿は、親しみやすさにつながる一方で、企業イメージとも密接に関わるため、慎重な判断が必要になります。

O.S

情報の出し方ひとつでイメージが変わってしまいますからね。薬の品質を守る私達の仕事とも、会社の「信頼」を守るという意味では少し似ている気がします。

S.E

そうですね。広報の仕事をする上でも「信頼」はとても大切にしています。会社や製品の良さを、丁寧に伝えることを心掛けています。
発信してはいけないことはガイドラインでしっかり決まっていますが、新しくやりたいことは自分で発案し、社内で相談しながら進めていける環境なので、裁量の大きさも感じています。

TALK04

入社して気づいた「意外な面」

想像と違ったこと、思いがけず良かったこと。

S.Y

前職では海外からの調達が多かったので、「そんなことが起こるの!?」という予想外のトラブルが日常茶飯事でした。全薬はほぼ国内調達がメインなので、想像を絶するようなイレギュラーはなくなったかな、と思います。

S.E

業界が変わるとトラブルの質も変わりますよね。

S.Y

はい。その一方で、すぐには解決できないような問題に向き合う難しさはありますね。どちらが楽、というわけではなく、難しさの質が変わった感じです。業務の引継ぎ量・スピードを丁寧に配慮してもらえましたが、自部署のみならず他部署からの配慮も感じながら仕事が出来ています。

S.E

私の場合は、入社当初、新しい環境に慣れるまで社内のコミュニケーションの取り方を探りながら進めていました。でも、気にかけてサポートしてくださる方がいて、とても心強かったです。分からないことや「こうしたほうがいいかも」と思ったことを相談していく中で、周囲の方が一緒に考えて動いてくださる場面も多くて、安心して仕事に向き合うことができました。
声を上げたときに、きちんと向き合ってくれる人がいる——そんな環境で働けていることに、ありがたさを感じています。

O.S

私はお二人のような豊富なキャリアはないので、日々が勉強の連続です。薬学部で化学の知識は身につけていたものの、教科書で学んだことと、実際に現場でやることの違いを感じています。たとえば試験の手順書を作成していても、実際にどのような手法を使うのかが実はよく分かりません。そんな時は、先輩方に教えていただきながら自分で手を動かしています。

S.Y

職場環境はどうですか?研究職と聞くと、みなさん物静かなイメージがあるのですが。

O.S

研究開発センターの雰囲気は、想像していたよりもずっとアクティブです。試験の種類や機器が頻繁に変わって慌ただしいこともありますし、意見を出し合うことも多い。集中して試験する日も、食堂でコーヒーを飲みながら事務作業をするような日もあります。

S.Y

意外と賑やかなんですね。購買はすごく静かですよ。私は落ち着いて仕事ができるので、気に入っていますが。

S.E

たしかに、S.Yさんの部門は落ち着いた雰囲気がありますね。

TALK05

こんな仲間と働きたい

自分の手掛けた製品が世に出る嬉しさは格別なんです

O.S

全薬グループの研究開発センターでは、新しいことが次々と出てきます。これまで知らなかった試験や機器の取り扱いを「やってみたい!」と思い、新しい知識を受け入れていける人は、ここでの仕事を楽しめると思います。

S.E

知的好奇心が旺盛な人、ということですよね。その学びが新しい製品づくりに繋がっていくという。

O.S

はい。自分が手がけた製品が世に出ていくことに喜びを感じられる人にも、きっと向いていると思います。仕事で関わった製品がドラッグストアの棚に並ぶのを見たときの嬉しさは、本当に特別なものがあるんです。

S.Y

購買は、「相手の立場を思いやる仕事」だと思っています。購買業務において、さまざまな事情がある中でもどこかで折り合いをつけ、物事を進めていかなくてはなりません。社内外のどちらとも調整や交渉が必要になります。そのために必要なのは、想像力だと思っています。相手の事情や背景を想像しながら対話することが大切です。
自分の思いやりが伝われば、相手も歩み寄ってくれる。そういったやりとりを厭わず、信頼関係の構築や相互の歩み寄りを楽しめる人になりたいと思いながら、毎日仕事をしています。

O.S

そのためには、他部署や社外の人がどのような仕事をしているのかに関心を持つことが第一歩になりそうですね。

S.E

広報の仕事では、社内外のさまざまなことに関心を持ち、全薬グループの製品や人の良さを一緒に見つけながら、「どう伝えたら伝わるか」を前向きに考えられる方だと心強いです。

S.Y

全薬グループは、長い歴史と実績のある会社ですからね。ブランドを大切に守りながら丁寧な仕事をしたい人や、伝統ある組織の雰囲気が好きだ、と感じる人は合うでしょう。

S.E

その上で、「これは必要だよね」「ここは違うよね」といったことをきちんと言葉にしながら、話し合い、より良いものを築いていけるような方とは、きっといいチームで働けると思います。