転職のきっかけ
前職のジレンマから、自分のやりたいことが見えてきたんです
当たり前に薬が買えないことが増えていた時期ですよね。
本当に苦労しました。その経験を重ねる中で、だんだんと「薬をつくる側に行きたい」という気持ちを持ち始めました。
私は化粧品業界で20年ほどの経験があり、前職では購買・品質管理の部門にいました。挑戦的な社風をもつ企業で、新しい商材へのチャレンジが求められていました。私は安全性を考慮したり慎重論を唱えたりする立場でした。チャレンジングな社風そのものは刺激的でしたが、より安全を重視する環境のほうが自分に合っているように思い、経験がある化粧品はもちろんのこと自身としては経験がない医薬品に関わるメーカーへの転職を検討するようになりました。
私はもともと、建築設計の会社で設計職をしていました。そこで資料作成やデザイン、データ整理といった仕事にやりがいを感じるようになり、プロモーションを行う部署に異動。その後転職し、公的プロジェクトの公式アカウント運用や、スポーツチームの広報といった、SNS中心の広報業務が専門になっていきました。
建築から広報へと、キャリアを移していったのですね。
フリーランスとして活動していた時期もあります。それぞれの立場でやりがいともどかしさがあり、「組織の中で広報の仕事をする」が自分に向いているのだな、と感じるようになっていきました。


前職では、調剤薬局の薬剤師として働いていました。ある時期に薬の流通状態がとても悪くなり、そこで大きなジレンマを感じるようになりました。必要なお薬なのに、棚に一錠もありません。患者さんに「ごめんなさい、薬がありません」とお伝えして待っていただいたり、近隣の薬局に協力を依頼したり、いろいろなメーカーから取り寄せたり。どうにかやりくりしていた時期です。