薬草の花

ジャノヒゲ

8月(葉月)

「麦門冬」と呼ばれる古い生薬

東は日本から、西は中国、ヒマラヤ地方まで分布する常緑の多年草。
別名をリュウノヒゲともいい、幅3mmほどの細い葉がヒゲのように見えることから、ついた名といわれています。

夏に、白または淡い紫色の小さな花を咲かせます。花が終わると、球形で濃い青色の種子をつけます。

根がこぶ状にふくらんだ部分をとり、日干しにしたものを麦門冬(バクモンドウ)といいます。
滋養強壮、せき止め、去痰などに有効とされる、古くからの漢方の要素です。

ジャノヒゲ
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