急病の応急手当て

熱が出た

症状と原因

発熱をともなう主な病気は、カゼ、扁桃炎、咽頭炎、結核、脳炎、肺炎、腎盂炎、リウマチ、関節炎、敗血症、胆のう炎などです。
発熱すると気分が悪くなり、目まいや悪寒、頭痛がしたり、全身がだるくなったりします。また、呼吸や脈拍も多くなって意識障害を起こすこともあります。

応急手当て

原因がわからなくても、発熱したらまず安静に寝かせてください。熱を計り、症状を観察します。
寒けやふるえがあるのなら、着物や布団を足したり、湯たんぽやカイロを入れたり、熱い飲み物を与えたりします。
高熱が続くときは、氷のうや氷枕で頭部を冷やします。
熱で発汗のひどいときは、こまめに衣類を取り替え、熱いお湯でしぼったタオルで全身をさっと拭き、そのあと乾いたタオルでよく拭き取ります。
体力や水分を消費するので、消化のよい高カロリーの食物や水分を与えましょう。

原因のわからない場合や、わかっていても高熱が出た場合は、医師の診断を受けてください。その前に解熱剤や抗生物質などの薬を飲むと、診断がしにくくなることがあります。

※ここでご紹介した応急手当ては、あくまでも初期対応の1つで、手当てのすべてではありません。

トップへ