ジキニンシリーズに配合されている
3つの生薬(甘草エキス・カミツレ・ニンジン)について
わかりやすく解説いたします。
※カミツレ、ニンジンは一部製品のみ

甘草はアジア・ヨーロッパに広く分布しているマメ科の植物です。根茎の部分を煮て絞り出した抽出エキスを薬用として使います。

鎮咳・去痰作用のある甘草は、漢方発祥の地である中国において「あらゆる薬の中心」として、ほとんどの処方に配合されるほど重用されてきました。一方で、すでに紀元前には“医学の祖”と言われるヒポクラテスの全集にも記載されるなど、古くから世界中で親しまれてきた生薬なのです。

甘草という名の通り、独特の強い甘さがあります。そのため味を整える材料として醤油やソースの調味料などにも使用されています。

甘草の根がエキスになるまでの工程をご紹介します。

ロシアやアフガニスタン、中国(新疆ウイグル自治区)など、世界各地から集められた甘草を、有効成分が浸出しやすくするために細かくする工程です。
まずは耕耘機のような機械に入れて、絡まりあった甘草根をほぐします。ベルトコンベアーに運ばれて次に姿を見せるときには小枝状に粉砕されています。さらに細かく、ふわふわの繊維状になってから、抽出用のタンクへと送られます。

  • うず高く積まれた甘草根。

  • 最終的にはこのように繊維状になります。

繊維状になった甘草根に水を加え、エキスを抽出します。甘草と水がタンクの中で、一旦よく混ざるように撹拌した後、静置してエキスを抽出。抽出が終わると、ろ過します。ここでエキスが浸出した後の甘草根の搾りかす(=残渣)が取り除かれます。残渣は土壌改良などに有効利用されます。

  • 甘草に水を加えて抽出します。

  • まんべんなく水が行き渡った状態。

抽出した甘草エキスを今度は徐々に濃縮していきます。3つの蒸発缶に甘草エキスを通し、段階的に減圧しながら加熱して、濃縮します。この濃縮機は15トンの水を1時間で蒸発させる能力があります。

  • 濃縮は3段階。

  • タンクの小窓から、徐々に色が濃くなっていく様子が見られます。

濃縮された甘草エキスにエタノールを加え撹拌、静置するとタンパク質等の不純物が沈殿するので、エキスの純度が一段と高まります。

  • 抽出缶と攪拌器。

ここで甘草エキス中のたんぱく質などの不純物がろ過されて取り除かれます。

  • 不純物を取り除き、エキスを搾ります。

精製した甘草エキスは、用途に応じて液体、もしくは粉末にして製品化されます。液体の場合は、再度濃縮し、クリーンルーム内で充填されます。粉末の場合は、熱風で乾燥させ、同じくクリーンルーム内で充填されます。

  • 充填前の甘草エキスの原液。

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