知っておきたい全身性強皮症のこと
知っておきたい全身性強皮症のこと

全身性強皮症の特徴

多くの患者さんで自己抗体が認められます

全身性強皮症の原因はまだよくわかっていませんが、免疫の異常(自己抗体)、コラーゲンの過剰な産生(線維化)、血管の障害が発症に関与していると考えられています。

自己抗体とは、本来異物に対して攻撃をする抗体が、自分の身体の成分に反応してしまうものです。全身性強皮症の患者さんでは自己抗体を認めることが多く、これらの情報は病気の進行などを予測するうえで重要です。

全身性強皮症では、細胞の「核」という部分に対する抗体(抗核抗体)が90%以上の患者さんに認められます。