知っておきたいITPのこと
知っておきたいITPのこと

ITPの症状と診断

出血によりさまざまな症状があらわれます

血小板は、血液を固める働きがあります。出血した時、しばらくするとカサブタができて出血が止まるのは、血小板の働きです。血小板が少なくなるITPでは、出血しやすくなったり、いったん出血すると止まりにくくなります。主な自覚症状としては、次のようなものがあります。

このようにITPでは、皮膚や粘膜の出血が中心にあらわれます。

他の病気でないことを確認することが必要

ITPの診断は、以下の点をすべて満たしたときに確定します。

血小板数が10万/μL以下

採血して、血液中の血小板数を計測し、血小板が減っていることを確認します。

なお血小板数の正常値は15万~40万/μLです。

白血球、赤血球の数と形に異常がない

血液検査で、異常な形の赤血球がみられたり、白血球の数が減少している場合は、他の病気を疑います。

血小板が少なくなる他の病気ではないことが確認できた

血小板を減少させる病気やお薬がいくつかありますので、他の原因による血小板減少ではないことを確認します。

【参考】難病情報センター 特発性血小板減少性紫斑病(指定難病63)2022年12月21日アクセス