知っておきたい天疱瘡のこと
知っておきたい天疱瘡のこと
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監修者のご紹介

慶応義塾大学医学部

皮膚科 教授

天谷 雅行先生

●監修者からのメッセージ

近年の医学は、さらに加速度的に進化しています。天疱瘡に関しても、例外ではありません。1964年に、天疱瘡の患者さんにはIgG型の自己抗体が存在することが発見され、1991年にそれらの病的抗原は、デスモグレインという接着因子を攻撃することが明らかにされました。1997年に、組換えデスモグレインを用いた血清診断法も開発されました。そして、2021年には、抗CD20抗体療法などのより標的をしぼった治療法も可能となり、治療の選択肢も増えて来ました。天疱瘡にはどのような症状があるのか、天疱瘡を正確に診断するためには何が必要なのか、天疱瘡に対してどのような治療法があるのか、いろいろと疑問があると思います。本ウェブサイトが、天疱瘡を正しく理解して戴く上で、少しでもお役に立てばと思います。