本投与流量自動計算システムは、医療機関において本剤の投与流量・希釈液量を決定される際の参考として使用されることを意図して提供しています。最終的な投与流量・希釈液量の決定は、最新の電子化された添付文書に従い、他の要因も考慮した上で、総合的にご判断下さい。
投与流量自動計算:90分間投与 B細胞性非ホジキンリンパ腫
臨床的に重篤な心疾患がなく、初回投与時に発現した副作用が軽微であり、かつ投与前の末梢血リンパ球数が5,000/μL未満である場合、2回目以降を90分間で投与することができます。
- 90分間投与はB細胞性非ホジキンリンパ腫に対する2回目以降の投与にのみ使用することができる
- 本剤投与時に頻発してあらわれるinfusion reactionを軽減させるために、本剤投与の30分前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤等の前投与を行うこと。また、副腎皮質ホルモン剤と併用しない場合は、本剤の投与に際して、副腎皮質ホルモン剤の前投与を考慮すること。
- 注入速度に関連して血圧下降、気管支痙攣、血管浮腫等の症状が発現するので本剤の注入速度を守り、注入速度を上げる際は特に注意すること。症状が発現した場合は注入速度を緩めるかもしくは中止する。重篤な症状の場合は直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。また、投与を再開する場合は症状が完全に消失した後、中止時点の半分以下の注入速度で投与を開始する。
- 患者の状態により、注入開始速度は適宜減速すること。
- 臨床的に重篤な心疾患がなく、初回投与時に発現した副作用が軽微であり、かつ投与前の末梢血リンパ球数が5,000/μL未満である場合、90分間で投与(最初の30分で投与量の20%を投与し、その後60分で投与量の80%を投与)することができる。