医療薬開発

常に患者さんの立場で考えることが
何よりも大切。
寺井 亮平
Ryohei Terai
2018年入社
理学研究科 修了

医療薬開発

医療用医薬品の研究開発から上市に至る過程は、①基礎研究 ②非臨床試験 ③臨床試験(治験) ④製造販売承認申請 ⑤製造販売承認 ⑥薬価収載・販売の6つの段階に大きく分かれています。医療薬開発部では、新薬開発の企画・検討、臨床試験の推進・管理、既存医薬品の新効能探索などを行います。新薬創出や適応拡大を推進し、患者さんの病状改善に貢献しています。

寺井亮平の仕事

担当業務

私は現在、臨床開発モニターの業務を担当しています。仕事は「治験開始前」「治験実施中」「治験終了後」の3つに分けることができます。治験開始前は、研究部門で非臨床試験を終えた薬に対して、治験を実施する医療機関や治験を主体的に行う医師を選定します。そのうえで医療機関を訪問して治験担当者と打ち合わせを行い、治験に関わるスタッフに説明会を実施することで治験を円滑に進められるよう準備します。治験実施中は、主にモニタリングの業務を行います。検査が問題なく行われているかを管理し、何か問題が発生した場合には、迅速かつ的確に対処します。治験は何年もかかるので、しっかりとデータを蓄積していくことが大切です。治験終了後は、未使用の治験薬の回収や、治験が終了したことを医療機関に報告する手続きを行います。治験のデータをまとめた資料を製造販売承認申請担当者に引き渡し、次のステップへと進みます。

やりがい・仕事スタイル

自分が携わった医薬品が、患者さんの治療に貢献できるところにこの仕事の一番のやりがいを感じます。また、治験を実施していると多くの問題が生じてきます。この問題を着実に解決していくことで、自分の成長を実感することもできます。仕事を行ううえで大切にしていることは、治験を実施している背景に常に患者さんがいることを忘れないことです。臨床開発モニターの業務上、直接患者さんに関わることはなく、治験をいかに円滑に進め、必要な情報を収集するかということで頭が一杯になってしまうことがありますが、そのような時でも患者さんを第一に考えて行動するように心がけています。先日、電子カルテに目を通したときに、他の検査が必要となる症状が診られた患者さんがいらっしゃいました。通常であればその検査を受けるために再度来院してもらう必要があったのですが、連日の来院は患者さんに負担を強いることになってしまうと考え、すみやかに医師と連携し、その日のうちに検査を行えるよう対処しました。常に患者さんの立場で物事を考えることが大切だと感じています。

  • 学生時代に熱中したこと

    学生時代は、アメリカンフットボールのフライングディスク版のような、アルティメットという競技に熱中していました。新しく立ち上げたサークルだったため、最初は他大学のチームや社会人チームなどの練習に参加するところから始まりましたが、年数を経て全国大会である程度戦えるチームになるまで成長しました。今ではサークルから部活動に昇格していて、うれしい反面レベルが上がり過ぎてちょっと寂しさもあります。

  • 休日の過ごし方

    休日は家でお酒を飲みながら、ゆっくり映画やドラマを観ています。最近は特に海外ドラマを何話も連続して観ることが多く、お昼ごろから始まって気がつくと深夜近くになっていることもあります。高校でサッカー、大学でアルティメットをやっていましたが、社会人になって運動不足を感じています。そんなこともあって、最近は一人キャンプを始めようかと思い情報を収集中です。

  • 全薬工業の魅力

    全薬工業の医療薬開発の魅力は、手を挙げればさまざまな業務を任せてもらえるところです。私自身、臨床開発モニター業務をメインとして行いながら、並行して、治験を実施する際のリスク管理を行うプロジェクトにも携わっています。保冷を必要とする治験薬を運搬する際にはどのようなリスクがあるかを考えるなど、日々多くのことを経験しています。このように、若手社員であっても、いろいろなことに挑戦できる環境が整っていると感じています。

  • 未来へ向けて

    さまざまな学会や講習会に積極的に参加するよう心がけています。学会では、疾患に対する最新情報を収集することができ、その知識が医師との面談で役立っています。また、講習会などでは、同業他社の方とグループワークをすることもあり、そこで他社や業界の情報を収集し業務に活かしています。自分が担当しているモニター業務以外の知識も身につけて、次の開発につなげていきたいと思っています。