薬草の花

キバナオウギ

7月(文月)

かつては妊婦への贈答品

中国の東北、華北地方及び朝鮮半島に分布する多年生の草本。マメ科。草たけは50~80cmになり、初夏に淡黄色の花をつけます。

乾燥させた根を生薬の黄耆(オウギ)といい、漢方では強壮、制汗、利尿などに用いられます。
黄耆の「黄」は根の色に由来し、「耆」は年長者を意味します。
この生薬が補薬(体力を補う薬)の長にふさわしいことから、名づけられました。

かつて中国では、妊婦への贈答品として用いる風習もあったそうです。

キバナオウギ
トップへ