薬草の花

ガジュツ

5月(皐月)

根茎に多量のデンプン

インド、ヒマラヤ地方原産のウコンに似た多年草。ショウガ科。高温多湿な地域に適し、日本では沖縄や屋久島などで栽培されています。

晩春から初夏にかけて、根から直接花茎を伸ばし、先端が紅紫色に染まった包(ほう)の間に小さな黄色の花を咲かせます。

根茎は肥厚し、デンプンを多量に含んでいるので、食用とする地域もあるようです。インドでは古くから薬用とされてきました。
そのほか漢方にも処方され、主に芳香性健胃薬の原料として用いられます。

ガジュツ
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