薬草の花

ダイコン

3月(弥生)

デンプンの消化を促進する

現在では代表的な野菜の1つですが、もとは地中海沿岸原産のハツカダイコン系統のものが日本に渡来し、多くの栽培品種がつくられるようになりました。

春の七草のひとつである「スズシロ」はダイコンのこと。春になると、白色か薄紫色を帯びた十字状の花が咲きます。

大根をおろしたものには、ビタミンCやB1 が豊富です。また、ジアスターゼも含んでいるので、デンプン質の消化を促進します。
漢方では、種子を日干しにしたものをライフクシと呼び、胆汁の分泌促進、痰切りなどに用いられます。
また、葉は冷え症や神経痛に、乾燥させて入浴剤として利用します。

ダイコン
トップへ