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用法・用量関連(1)

小児に使用(服用)させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用(服用)させてください。

[ 解説 ]
判断力が未熟な小児の誤用を避けるために、保護者の指導監督のもとで、正しく使用(服用)していただくための注意です。

乳幼小児の服用年齢制限について

【小児の用法がある場合、剤形により、次に該当する場合には、そのいずれかが記載されています。】

  1. 3才以上の幼児に服用させる場合には、薬剤がのどにつかえることのないよう、よく注意してください。〔直径6mm以下の錠剤・丸剤の場合〕
  2. 幼児に服用させる場合には、薬剤がのどにつかえることのないよう、よく注意してください。〔3才未満の用法・用量を有する直径6mm以下の丸剤の場合〕
  3. 1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合のほかは、服用させないでください。〔カプセル剤及び錠剤・丸剤以外の製剤の場合〕

※なお、〔カプセル剤及び直径6mmを超える錠剤・丸剤の場合〕は、「5才未満 服用しないこと」と「用法・用量」欄に記載されています。

[ 解説 ]
内服薬で小児の用法のある場合、剤形や大きさにより、小児ことに幼児では、そのまま飲み込ませることが困難な場合が多いため、以下のように服用年齢禁忌の年齢区分が設定されています。

剤形 服用禁忌年齢 注意事項
カプセル剤及び直径6mmを超える錠剤・丸剤 5才未満の乳幼児 「用法・用量」欄に、「5才未満 服用しないこと」と記載
直径6mm以下の錠剤・丸剤 3才未満の乳幼児 上記(1)に該当
カプセル剤及び錠剤・丸剤以外の製剤 生後3カ月未満の乳児 上記(3)に該当

※なお、かぜ薬等では、3才未満の用法・用量を有する直径6mm以下の丸剤がありますが、その場合は、上記(2)の注意が記載されます。

錠剤の大きさにもよりますが、服用に際しては幼児の年齢を十分考慮する必要があります。3才くらいまでは、錠剤の服用は無理と考えるのが一般的です。しかし、子どもによっては3才くらいでも容易に飲みこめる場合があり、逆に8才の子どもが飲みこめないときもあります。あるいは直径6mm以下の小さい錠剤・丸剤でも、3才未満の乳幼児の場合には、のどにつかえ、気管の方へ入りこむことがあります。
カプセル剤をすぐに飲みこまず口にふくんでいると、ゼラチンが水分を吸ってしまいます。そうなると口のなかでくっついてしまい、学童でも飲みこめないことがあります。

生後数カ月の乳児には、薬の飲ませ方に注意する必要があります。シロップ剤も、生後6カ月くらいまでは服用困難なことが多くあります。
シロップ剤をカップなどの薬杯(計量カップ)等に移して飲ませるときは、ポイントがあります。服用後に薬杯に水を注ぎ、まわりについた薬を洗いながら飲ませるのです。このとき、むせないように注意しましょう。シロップ剤のなかには、子どもが好む香りのよいものがあります。飲みすぎないように十分に注意する必要があります。また、甘い味で苦みをかくしている場合は、くすりを薄めると苦みが強く出てくることがあります。
乳児に散剤を服用させる場合には、よく洗ったスプーンの背に直接つけ、そのまま舌につけるようにしてのませます。学童になると、成人と同様に散剤または顆粒剤を上手に飲みこむことができますが、病気の状態によっては飲ませ方に考慮する必要があります。たとえば気管支喘息の場合、発作中の幼児にそのまま与えると粉末が刺激となり、呼吸状態が悪くなる(せきこむ)こともあります。その場合は、くすりを水に溶かして少量ずつ与えることが必要です。

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