ホーム  »  健康一番  »  健康ファイル
要介護・寝たきり予防に、いまから対策を!
〜ロコモティブシンドローム(運動器症候群)〜

5骨・関節・筋肉を強くする「メカニカルストレス」

骨や関節、筋肉といった運動器は、毎日適度に使われることでその構造と機能が維持されます。運動器に加わる力のことを、メカニカルストレスといいます。
メカニカルストレスが骨にかかると、わずかにたわみます。骨はこのたわみの大きさが一定の範囲に収まるように、自らの丈夫さを調節しています。ですから、使用しないでいるとたわみが少なくなり、骨は弱くなってしまいます。筋肉も使用されることによって太く、丈夫になります。

関節でクッションの役割を担う軟骨にとっても、メカニカルストレスは重要です。軟骨は、関節の潤滑油である「関節液」から栄養を取り入れます。関節に力が加わることで、関節液が軟骨の中を出入りし、軟骨に栄養が行きわたるのです。

しかし、メカニカルストレスは過剰も不足もよくありません。関節には過剰が起こりやすく、歩行では膝関節に体重の3倍、階段昇降では5倍の負荷がかかるといわれます。肥満や0脚の人は、変形性膝関節症になりやすくなります。一方、骨や筋肉は不足が問題になりやすく、その極端な例は、宇宙飛行士で起こるような骨粗鬆症や筋力低下です。
肥満の解消は、変形性膝関節症の予防と治療に効果があることが知られています。また、杖や装具は、関節への負荷を減らしてくれます。

健康ファイル一覧へ 健康一番トップへ