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漢方の滋養・強壮薬

4人参・淫羊カク

【人参(ニンジン)】

ウコギ科オタネニンジンを蒸して乾燥させたもの。『神農本草経』の上品に収載され、古来からもっとも珍重されている補薬です。その根が人の形に似ているため、その名がついたといわれています。
人参は古くから渡来していましたが、日本での人参栽培は江戸初期に試植され、日光の御薬園で本格的な栽培が行われました。その種が各藩に分与されたため、御種人参(オタネニンジン)と呼ばれるそうです。
気を補い、血を益し、陰を滋し、津を生じ、虚証を治す要薬といわれています。神経反射能力の増強、性機能の増強、強心、血糖降下作用などがあり、抗疲労、強壮、強精、強心、食欲不振などに広く使用されています。

【淫羊カク(インヨウカク)−イカリ草】

日本名イカリソウです。この薬には逸話があります。「西川(四川省西部)の北部にカクという動物がいて、1日に100回交合する。それはこの草を食うためで、故に淫羊カクと名づけたのである」というものです。
中国の陶弘景という人は「人が之を服すれば好んで陰陽(性行為)をなすものである。
淫羊カクは命門を補う要薬で、陽を強くし気を益し、発情の効がある。能く精気を益し、真陽の不足のものによく、男子の陽物の弱いもの、女子の陰部発育不全のものに服用される」と書物に書いているそうです。
薬用にはイカリソウの全草または葉を薬として用います。性ホルモンの分泌促進、知覚神経興奮作用などがあり、強壮、強精、神経衰弱、高血圧などに使用します。

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