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桑葉に血糖値抑制効果が!

2糖尿病予防のメカニズム

ごはん、パン、うどんなどの糖分は、食後、消化管で消化され、最終的に小腸上皮にあるαグルコシダーゼと呼ばれる酵素によってブドウ糖に分解されます。その後、吸収され、血中に移行するため、食後は血糖値が上がります。
私たちが普段食べている食物の中には、このαグルコシダーゼの働きを抑えるもの(αGIと呼ばれています)があります。αGIは糖の吸収を穏やかにすることから、糖尿病の予防効果が知られています。

桑には強いαGI作用があり、それは1-デオキシノジリマイシン(DNJ)と呼ばれる成分に起因します。DNJはブドウ糖ととてもよく似た形をしていて、αグルコシダーゼがDNJをブドウ糖と間違え、強く結合するためにαGI活性を示します(図1・2)。

DNJは桑に特徴的な物質で、身近な園芸作物では桑にしか含まれていません。
被験者にDNJを高含有する桑葉エキスを食前にのませ、食後の血糖値の変化と毎食前の長期摂取による安全性を調べた結果、桑葉エキスは0.8g程度で、確かに食後の血糖値上昇を抑制することがわかりました。また、調べた範囲では深刻な副作用はみられませんでした(図3)。

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